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小学生奨学プログラム [報告]

3月中旬から始まった小、中、高等学校の長いサマーバケーションも終わりに近づいてきた。6月の第1月曜日から学校の新学期が始まる。今年になってから大阪の守口ロータリークラブのメンバー様より事業提案があり、小生の推進するNGOライズエイジアが賛同し、協力することになった。事業名は守口ロータリークラブ・スモーキーマウンテン・スカラーシップ(MSS)で、今年6月に小学校1年に入学する5人の子どもたちを対象に1年間の教育支援を行う。対象者はスモーキーマウンテン本住宅にある、サンバヤナン・クリスチャーノ・デイケアセンター(Sambayanag Kristiano Daycare center)(3~6歳児対象の幼稚園)を今年の3月に卒業した386人より、7人の幼稚園教諭が奨学生を選考する。奨学生選考条件は、①両親に決まった職業がない。②両親の収入が少なく生活困難である。③両親が子どもを就学させたい。④デイケアセンターで母親が給食ボランティアをしている。⑤ラクソン小学校へ入学希望、以上の5つである。5人の奨学生が選考された後、新たなスポンサーとして大阪府守口市の勧正寺様が賛同してくださり、あと5人の奨学生を追加して、合計10人の小学生奨学プログラムを始めことになった。小学生奨学プログラムの内容は、制服、靴、鞄、傘、合羽、体操服、文具類、交通費等の支給と1ヶ月に1回の奨学生親子懇親会である。不定期な奨学生の家庭訪問は実施しようと思っている。早速、デビソリア地区(華人総合卸売市場)に奨学生対象者を連れて、制服や靴の採寸を行い購入した。奨学生の子どもたちは引っ張りまわされて疲れたのか帰りのジープニー(庶民の移動手段)で皆、眠っていた。


▲制服の試着をする奨学生対象者


制服の試着をする奨学生対象者


▲靴を履いて足に合わせる奨学生対象者


▲昼食の時間が一番元気であった子どもたち


▲奨学生対象者に3人の幼稚園教諭と小生が同行


▲文房具問屋にて奨学生対象の10人

 


 


コメント(4) 
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コメント 4

mac

遠方からマニラに集まる理由、かなり納得です。田舎で結構、V型のアンテナ見ますね。日本で標準の八木アンテナより指向性やゲインは劣るのでフィリピンの放送局は日本よりかなり電波出力が強いのだと思います。簡単に安易な夢を全国に流布するのでしょう。
貧困層の人口の多さ、フィリピン特有の男女間の「愛」も人口を増やすのでしょう。悪循環のはげしい連鎖です。普通の日本人は子供をつくるにも経済状況を考えます。ニートやフリータでは結婚できないなどと議論される日本って、まだ健全なのだと思います。
小学生奨学プログラム、すごいことをやられていますね。スラムの人が教育に価値観をシフトすれば大きく変わるでしょう。
by mac (2007-05-31 06:39) 

MASAYA

大きな夢を描いて欲しいですね!!

どこかで聞いたフレーズで・・・

『夢が見出せないから・・・仕事が出来ない!!』

頑張れ~~子供たち!!

あ・・・トシさんも!!
by MASAYA (2007-05-31 09:44) 

トシ

mac様

地方貧困層の人たちのこと少しは、わかって頂けましたでしょうか。
子ども達に、夢を見させてもらっています。
by トシ (2007-06-01 08:20) 

トシ

MASAYA様

子ども達に多くな夢を描いて欲しいです。
応援します。
by トシ (2007-06-01 08:22) 

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