SSブログ

少女18歳誕生日のデビュー [文化]

小生が以前所属していたNGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」の際にスモーキーマウンテン奨学金プログラムとして、1991~1997年の間、約1000名の小学校1~6年生まで奨学金を支援を行っていた。その奨学金対象者であった一人の母親から、娘のLovey(18)の誕生パーティーに招待された。スモーキーマウンテン本住宅に住むLoveyのお母さんも頑張って、ケーキを購入し、食事を沢山用意した。Loveyの多くの友人たちがお祝いに駈けつけた。少女が18回目の誕生日を迎えると成人になるお祝いとして、デビュー(Debuts)タガログ語でデボ(Debo)と呼ばれる。少女から女性として、正式に社会へのデビューする日となる。本来は、聖職者がお祈りを捧げてからパーティーが始まる。18本のキャンドルが女友達や家族から「デビュー」する彼女に贈られ、ケーキに置かれ、キャンドルに火が点き、「デビュー」する彼女が火を吹き消す。次にコティリヨン(Cotillion)と呼ばれる踊りが行われる。彼女のエスコート役として、18人の男友達は「バラの花(18Roses)」を1本づつ順番に「デビュー」する彼女に渡しながらワルツ、タンゴ、スイング、cha cha等の社交ダンスを踊る。この最後に踊るパートナーがボーイフレンドとされ、ボーイフレンドのいない彼女は父親と踊るそうだ。「デビュー」する彼女、彼女のエスコートと彼女の友人9カップル、合計18人のグループでの社交ダンスも披露される。招待された人は社交ダンスを「デビュー」する彼女と一緒に踊り、真夜中か彼女の肉親の大部分が去るまで続けられる。上流の金持ちの人々は、若者がコティリヨンメンバーとして関わった「デビュー」の数がそれらの人気のマークになったり、「デビュー」する彼女がいる場合、多額な出費の結果は、気前のよさとして認識され肉親の自慢となる。


18歳の誕生日デビューをむかえるLovey


18歳の誕生日ケーキ


Loveyの家族


おまけ


コメント(4) 
共通テーマ:blog

コメント 4

mac

こうした催しは現地に入り込んでないとわからないものです。パーティーのことが非常に詳しく書かれていて勉強になります。
文化の違いは、特に人が集まる場所でわかります。彼らに解け込めるトシさんは、信頼されているのでしょう。
どっちかというと私は異質な宗教文化を感じてしまいます。
とは言っても、特に熱心な仏教徒でもないのですが。

フィリピンの女の子もぬいぐるみが好きみたいですね。
by mac (2007-08-13 06:44) 

MASAYA

HAPPY ANNIVERSARY !!

良かったですね!!彼女の18年・・・大変だったと思う!!

想像も出来ないぐらいに・・・18歳になった・・・今までは・・・助けてもらう側

これからは・・・手助けをする側になる!!

その子が・・・自分の出来る事を・・・今迄・・・自分がしてもらった事の

少しでもいいから・・・次の子供たちに・・・帰して逝ってくれると良いですね!!

トシさん・・・これからも頑張って下さい。
by MASAYA (2007-08-13 09:38) 

トシ

mac様

これからも文化的な催し物も紹介していきます。
ご期待下さい。
by トシ (2007-08-16 00:39) 

トシ

MASAYA様

18歳の誕生日、子どもから大人へ仲間入り。男子は21歳でデビューです。
by トシ (2007-08-16 17:16) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。