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選挙はお祭り気分 [雑感]

昨日7:00~15:00は中間選挙投票日。小生は選挙権も無いのに、スラム住民の選挙が気になり早朝から投票所をうろつき、開票現場も見てきた。マニラ第1選挙区(Manila 1st Legislative District)。この地区はスクワッター(違法占拠住民)あるいは都市貧困層が大半で、スモーキーマウンテン本住宅の住民も投票に行く投票所の一つ、ティ・パーイス小学校(T.Paes.Elementary School)である。小学校の表通りは、投票に行く人たちと投票を済ませた人たちが、ジープニー(庶民の移動手段)の乗り降りでごったがえしている。まるでお祭りのような熱気に包まれている。投票所に向かう露地には候補者キャンペーンチームが、チラシやサンプル・バロット(サンプルの投票用紙)を配っている。小生も○○氏に投票をお願いしますと言われサンプル・バロットとミネラルウォーターを受け取った。それぞれの候補者キャンペーンチームは、スラムへのビラ配り、ポスター張り、遊説隊として朝から晩まで献身的に行っていた。その恩恵として選挙前の一時的な利益として交通手当、食事手当やおこずかい程度の日当、キャンペーン用のTシャツや帽子等を得た。政治家として巨大な富を得ている候補者や比例政党は、票を集める為に都市貧困層を取り込むことの重要性を知っている。スラムに暮らす住民たちは、その時の利権で行政や政権関係者に動員して利用されるが、また住民たちの必要な時には行政や政権関係者を利用する。候補者キャンペーンチームの地区取りまとめ役をしたビッキーさん(仮名)(女性57歳)は、住民たちは貧しいので色んな人に利用されるが、私たちも候補者から利益を引き出していると言っていた。
投票が終わり、開票は始まったが当選結果は何時分かることやら・・・。


▲投票所の小学校の表通りは渋滞


チラシやサンプル・バロットを配るキャンペーンチーム


▲まるでフェスティバル(お祭り)のようである


▲投票所のティ・パーイス小学校の入口


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