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スクワッターの居場所 [雑感]

農村貧困地方から都市貧困層地区への人口が流入し、マニラ首都圏は人口の過剰と労働市場の供給不足で、過剰都市環境の劣化が起きている。(5月9日EP=時事)によると、土地を持たない貧困層は、首都圏で80万世帯、500万人近くに上ると言われている。スモーキーマウンテン仮設住宅に隣接するゴミ集積場に約300世帯、約2,500人が暮らすスクワッター(違法占拠住民)のスラム街がある。何故か違法占拠地区が、バランガイ(行政最少地区)105地区ダマヤン(Damayan)と呼ばれている。スクワッターは、国の土地に無償でバラック小屋を建て生活をしている。本来は、違法なので立ち退かなければならないが、スクワッターは選挙の恩恵を受け大切にされ、選挙権まで与えられる。スクワッターは住民運動として、大きな顔で無償の移転先、無償の土地や建物を候補者にリクエストする。候補者が当選した暁にはスクワッターの意見を優遇するので、候補者への投票を頼むというのだ。双方が利用し、利用されている。選挙投票日から14日経過するが上院、下院議員の当選結果はまだ出ない。スクワッターの住民運動はどうなることやら・・・。


▲トンド地区ゴミ集積場のバランガイ105地区のスラム街  


▲約300世帯、約2,500人がスクワッター(違法占拠住民)が暮らす


▲バラック小屋と子ども


▲バロンバロン(継接ぎ細工の家)


▲スラム街のスクワッターの人たち


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