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スクラップ中間業者買取相場 [仕事]

ピア18トンドのゴミ集積場で、ゴミを拾って、分別をしてから、スクラップショップに買取ってもらう。秤で重量を量るティンバン(Timbang)の仕事を始めてから8年なるJosephさん(45)さんは、分別済みのゴミの種類と重さで買い取る。最近のスクラップ買取相場は変動している。

スクラップ種類 単価(ペソ)
   200
真鍮    120
アルミ屑     70
アルミ缶         60
メッキ屑         20
鉄屑         10
鉄缶          5
トタン板          5
CD/DVD         40
ペットボトル         20
プラスチックフォーク・スプーン              20
プラスチック容器         16
プラスチックコップ         10
割れプラスチック         10
段ボール箱          2
割れガラス         0.5
▲スクラップ買取単価 (各1kg)(1ペソ=2.45円)9月13日現在


拾ったゴミを分別する


約16種類の分別がある


ゴミの重さを計るJosephさん

 

 


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青空バーバー [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅のビルディングの間で青空バーバーをするJush(30)さん。ハサミよりバリカン作業が得意で、ほとんどが男性客。この仕事を始めてから10年が経つ。散髪料金は1人25ペソ。10:00~17:00の営業時間で1日150ペソの収入になる。6ヶ月と2歳の2人の子どもの4人家族で、今の収入で生活は厳しいけど何とかやっていくしかない。でも収入が有るだけでも幸せだと言う。


手製のバーバーチェアが自慢のJushさん


一人散髪が終わるまで約20分ほど


3週間に1回散髪をすると言うBoy君


 

 


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台風続き [仕事]

ルソン北部、中部に大雨をもたらした台風8号(エガイ)は、超大型台風に発達した。17日ルソン地方北端のバタネス諸島沖を通過したが、ルソン地方全域で南西季節風の吹き込みにより強い風雨が観測された。一方、ピア18トンドゴミ集積場では、数台のゴミ収集車がゴミ集積場にゴミを捨てている。ここ数日、雨続きでゴミ集積場はぬかるみ、ゴミ収集車がゴミのぬかるみにはまって、ブルドーザーに引き上げられていた。ゴミを拾って生計を立てている人たちのゴミ収集による収入がないので、ゴミ収集車がくると、ゴミ収集している人たちは、ゴミを一生懸命拾っていた。


ゴミ収集車がゴミを廃棄する


晴れ間を見てゴミ収集する人たち(酸っぱ臭いが強烈である)


ゴミ収集車が出入りする道はぐちゃぐちゃである


道はぬかるんでいる


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家具の行商 [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅で大きな荷物を背負った行商人に出会った。トンド地区に住む行商人のRoger(42)さんは27年間に渡りキッチンテーブル、キッチンキャビネット、TV台、サイドボード等を製作し販売している。Rogerさんの父親が家具職人でRogerさんは、見よう見まねで家具を作るようになった。TV台の材料費が1,000ペソで、製作日数は2日間。売値は2,300ペソで販売する。デスカウントをして2,000ペソで売ることもあるとか。月収は3,000ペソで子どもは2人の4人家族。一人で一つ製作して売れたら、次の商品製作にとりかかる。


家具の製作販売をするRogerさん


商品の販売目標は一日


トンド地区を対象に行商する


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マンゴシェークにアボカドシェーク [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅グリーンハウスの道沿いで、シェークの販売をしているビサヤ地方イロイロ出身のMel(45)さんと従姉妹のGirlie(20)さんとAsre(18)さん。7:00~21:00の営業時間で、3人でシフトを回し、休憩をとりながら店番をする。販売品目は、フレッシュなマンゴシェーク、アボカドシェークの2種類の他、シェークのフレーバーは26種類になる。ハムバーガー、エッグバーガーや炭酸飲料も売っている。シェークを作る工程は、ジューサーに適量のフレーバーの素を入れ、砂糖とクラッシュアイスと水少々を入れたら、ジューサーの刃ねを回し、ほどよくシェーク状になれば出来上がり。シェーク1杯7ペソ、ちょっと大きなカップは10ペソである。1日の仕入れは2,000ペソで、売上は、平均2,000ペソである。子どもから大人まで喜んで買っていく。


▲お客さんが途切れないシェーク屋さん


作り方はいたって簡単


シェークを受取るお客さん


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移動雑貨屋 [仕事]

子どもたちに人気の移動雑貨屋が、スモーキーマウンテン本住宅にやって来る。スモーキーマウンテン本住宅脇に流れるエステロ・デ・ヴィタス川沿いのスラムに住むJemal(22)さんは、以前、町工場で5ヶ月間契約社員として仕事をしていた。その際に貯めたお金を元手に移動雑貨屋を始めた。移動する為のペディカブ(サイドカー付き自転車)が2,500ペソ、雑貨類ディスプレイ用資材と雑貨の仕入れに10,000ペソ使った。そのおかげで一日平均600ペソの収入になる。Jemalさんが子どもの頃、移動雑貨屋がいつもスラムに来ていたことを思い出し、移動雑貨屋をやることに決めたという。小生はこの移動雑貨屋を見ると何か懐かしい。


スモーキーマウンテン本住宅に移動雑貨屋が来る


子どもたちに大人気の移動雑貨屋


移動雑貨屋を始めたJemalさん


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パンク修理 [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅で、自転車、トライシクル、オートバイや自動車等のパンク修理(Vulcanzing)を行なっているBhoy(39)さん。トライシクル、自動車等のパンク修理は一回20ペソ、自転車やサイドカー等は一回10ペソである。7:00~21:00の営業時間で一日平均600ペソの収入になる。Bhoyさんは17歳の時から、親のパンク修理を見よう見まねで覚えた。その後、パンク修理屋として、3人の子どもがいる5人家族だが、今まで食べることに困ったことはない。 手に職が有るということは強みである。


▲Bhoyさん(中央)運営のパンク修理屋


Bhoyさんはどんなパンクでも修理する


▲サイドカーの車輪を外して、チューブを取出すBhoyさんの子ども(右から2番目)


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豚足売り [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅で変わった商売を見つけた。Robert(32)さんは、卸売で豚足一袋を仕入れて自宅に帰宅すると思いきや、なんとそのまま豚足を袋ごと販売している。一袋15キロを150ペソで仕入れて、200ペソで販売するという。利益は50ペソの予定だがなかなか売れない。売り場を持たず、小売りもせず一袋の販売単位である。資本になる150ペソが有る時に仕入れて不定期に販売を行っている。訪問販売で売れたのか売れないのか確認が取れていないが、Robertさんは、豚足を売りお金を貯めて嫁さんを貰うと意気込んでいた。


▲売り物の豚足を手に取るRobertさん


▲一袋15キロの豚足を持って行商する


▲豚足1袋200ペソで販売


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トロトロ [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅の市場の一角で「トロトロ(Torotoro)」と言われる、おかずになる料理を指で示し注文する。アティン・カレンデリア(Ateng Carinderia)という青空食堂を営んでいるBoy(47)さん。毎朝食材の買い出しと、調理は兄弟3人で分担をして行っている。毎日12品の料理を作り、営業時間は8:00~18:00である。フィリピン料理は様々な国の食文化が交じり合って、スペインや中国の影響を大きく受けている。素材は豚肉、鶏肉、魚がメインで、特徴は大味でしょっぱい、すっぱい味付けが多く、ココナッツ、パティス(魚醤)を利用して、独特の甘みや香りを出している。また、タイや韓国のように辛い料理はほとんどない。おかずは、小皿に盛りつけ1品10~20ペソ、ご飯はお椀一杯分で5ペソである。Boyさんは、毎日平均して4,000ペソの仕入れを行い、売上は6,000ペソになるという。毎日レシピを変えて、お客さんに飽きられないように努めている。



▲トロトロと言われる安食堂を運営するBoyさん


▲揚げ出し豆腐と豚のアドボ


▲豚、ウインナー、ジャガイモのミヌド


▲ミルクフィッシュ(バグース)のパクシュウ


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元ゴミ山で野菜づくり [仕事]

元廃棄物処分場のスモーキーマウンテンの山の上で新しい試みが始まった。バナナ、パパイヤ、キャッサバ芋等の苗を植えて収穫を待つDodong(39)さん。Dodongさんは1983年に貧困地方からマニラに出てきて、職に就けずスモーキーマウンテンにやってきた。以前はゴミを拾って生計を立てていたが、子どものころから地方で農業を手伝ってきた事もあり、スモーキーマウンテンの山で農業をすることを思いついた。廃棄物処分場の土は肥えていて、農作物を作る土壌に適してるという。現在、芋の収穫が有り一日200ペソの収入になる。朝から晩まで廃棄物処分場跡の農地で農作物づくりと草刈りに精を出す。


▲元廃棄物処分場のゴミの山で野菜作りに励むDodongさん(左)


▲元ゴミの山に苗床を作り芋の苗を植えた


▲元ゴミの山の番人小屋(左)とハンモック


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