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マウンテンクライミング [雑感]

小生は、元のゴミ山・スモーキーマウンテン40m級のマウンテンクライミングをしてみた。ずるずると足もとが滑ったが約20分で登頂した。頂上は廃棄物処分場閉鎖後、1995年約3,000世帯のバロンバロン(継接ぎ細工の家)を撤去した後を、ブルドーザーで均して平らになったままであった。山には草が生え、まるでゴミ山平原である。遠くに烽火のような煙が立ち昇っていた。近づいて行くとゴミ山平原を掘り返して鉄屑を拾う家族に出会った。Olong(48)さんは、1980年にサマール地方からマニラに出てきたが、職に就けずにゴミを拾い生計を立ててきた。8人の子どもを食べさせていかなければと一生懸命ゴミを拾ってきたが、7:00~18:00まで鉄屑を拾って一日平均150ペソ稼ぐのが精一杯と嘆く。でもまだ収入が有るだけありがたいとゴミ山平原に感謝していた。


▲東側から見たスモーキーマウンテン


▲スモーキーマウンテンのマウンテンクライミング


▲この後に、小生がマウンテンクライミングに挑戦した


▲ゴミ山平原でゴミを掘り返し鉄屑を拾う人たち


▲鉄屑を収集するOlongさん家族


コメント(12) 
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コメント 12

mac

場所はよくわかりました。
>白く見える場所を調べますので、お待ちください。
あくまでなにかの便で通りかかれば、教えてください。地形や海岸との距離から水或いは海水を張ったエビ等の養魚場のような気もします。カメラに太陽光線がまともに反射しあんな画像になったのではと推測しています。
田舎の風景でも広大な水を張った田をみることがあります。調整池のようにも思えます。基本的には川と接続されているのでしょう。マニラの川にもかなりホテイアオイのような水草が浮かんでいます。日本で見るより背丈が高くみえます。結構、養分が多い(池を含め上流からして汚れている)のだと感じます。環境汚染はスラムだけの問題じゃあないほど深刻に思えます。
by mac (2007-06-08 05:54) 

mac

写真の山、一見、恐山のような雰囲気、それでいてゴミの中をかけずる人々は三途の川を越え地獄に落ちた人々が火の粉を払いながら必死にうろたえる姿、仏教寺院でみる地獄図のようでもあります。(数年前、バンコクのワットプラケオでこんな絵を見た記憶があります。)
Kakabakaba Ka Ba..にはまた極論みたいに言われそうですね。
by mac (2007-06-08 07:36) 

MASAYA

AKOには・・・マウンテンクライミングは・・・無理そうです!!

だって・・・体・・・重たいだから!!(笑

前にもマニラに夢を描いて・・・出てきて・・・トンドに住み着いてしまった

家族の記事があったかと・・・思いますが・・・なんでかな~~って

つくづく思います!!

やっぱり・・・あさはかなのかな~~??
by MASAYA (2007-06-08 10:53) 

トシ

mac様

白く見える場所はmac様が推測されるように、エビ等の養魚場だと思います。
養殖池が太陽光で反射しているのだと小生も思います。
by トシ (2007-06-09 02:24) 

トシ

mac様

mac様の観察力と表現力は勉強になります。
by トシ (2007-06-09 02:31) 

トシ

MASAYA様

マニラに夢を見て、スクワッターになった人たちは、浅はかではなく、
マニラの富裕層の階級に手が届かなかったと思います。
それと、マニラでは良い情報しか流さないマスメディアに騙されたのかもしれません。地方貧困層の人は、マニラに行けば仕事が沢山あり、給料も高く、子どもは学校へ通えるものだと思って、マニラに出てくるのだと本当に思います。
でも、フィリピンはコネクション社会で、知り合いがいないと会社へ紹介、就職が出来ないのが現状です。
浅はかと一言で済ませれないスクワッター人生が有るような気がします。
スクワッターの人たちにもっと話を聞き、現実をレポートしていきます。
by トシ (2007-06-09 02:49) 

MASAYA

そうですね!!浅はかが適切では・・・無いのかも・・・・

機会を与えて頂ければ・・・自分の目でも・・・見てみたいです!!

少なからず・・・どの程度の事が自分に出来るか解らないですが・・・

トシさんの活動に・・・考えさせられる・・・自分がいます!!

次回・・・渡比した時には・・・連れまわして下さい。(笑
by MASAYA (2007-06-09 09:47) 

Kakabakaba Ka Ba..

>Kakabakaba Ka Ba..にはまた極論みたいに言われそうですね。
いえいえ、”釣り”気味のコメントですが、率直な感想なのだろうと受け取って、おもしろく拝読いたしました。やっぱり意表をつかれました。その地獄絵図とやらをみたことないですけど(仕方ないので日本の”地獄絵図”を思い出してますが)、ビジュアル的な側面に限ってはオーバーラップを引き起こすような内容だったのでしょうね。
まあでも、Olongさんの場合、そこまでにいたった過程はどうあれ、とにかく現在おのれのチカラで稼いで生きて食わせているわけですしね、なにも恥ずかしいことなどない。貧乏でもおおいばりして良いくらいだ。何の因果を背負ってか地獄であえぐ亡者とは、根本的に異なると思われますので、仮にくだんの絵を見ていたとしても、どのみちmacさんの連想には及ばなかっただろう思います。
macさんは本当によくできた方のようで、もしOlongさんたちと同様の環境に生まれていたとしても、彼らと同様の生き方を選択しない自信がおありなのでしょうし、あるいは”地獄絵図”の効用そのままに、”こうならないように気をつけようね”という教訓を、Olongさんたちの姿に読み取ったのかもしれません。一度、すばらしい人生とはどういうものであるのか、というテーマでmacさんから教えを賜りたいところです。
仮に先述のような意図がmacさんになかったにしても、テクストは一人歩きして曲解を招くことが多いですから、思ったことをコメントに投げる前に、すこし言葉を吟味なさったほうが良いと思いますよ。老翁心ながら。
それにしても、ご指名とはいえ、私なんぞがむやみにコメントを書きこんで、几帳面なトシさんのお手間を増やすとしたら心苦しいです。トシさん今回は遠慮なくスルーしておいてくださいね。また今後は傍観者につとめます。
でもひとつだけ。お通夜で賭け事、っておもしろいですね。死者をあくまでも楽しく送りだそうということなのかもしれませんが、そうだとすると、死者が地獄に行くかもしれない、なんて設定など考えてもいない、ということになりましょうか。これはこれでなんとなく気持ちの良い思考のように、個人的には感じられました。
by Kakabakaba Ka Ba.. (2007-06-09 14:01) 

mac

Kakabakaba Ka Ba.. 様へ
仏教の素人ですが日本人が考える地獄絵図でいいです。日本のお寺で戒壇めぐりなんかの絵にもこんな表現があったと思います。プラケオ寺院の回廊にも壁絵で釈迦の誕生の物語や天国・地獄の解説があったと記憶しています。何分、写真撮影はご法度なので記憶の域です。仏像だけでなくこうした絵で我々との共通点が見えます。
>Olongさんたちの姿
そうです、決してスラムの住民の視線に立つ事はあってもスラム住民にはなってはなりません。過酷な言葉ですがグローバルな競争社会では落ちたら悲惨なのです。スラムの写真があまりにも象徴的。
>死者が地獄に行くかもしれない...
>死者をあくまでも楽しく...
おおきな(宗教)文化の違いがありますね。
フィリピンの歴史研究も大切なことだと思います。アヤラ博物館や国立博物館なんかの資料は観光で覗いた程度ですが、私には疑問が次々とわきおこる摩訶不思議の世界でした。
このブログは別の角度から生のフィリピンを教えてくれるすばらしい資料です。
by mac (2007-06-10 06:28) 

Kakabakaba Ka Ba..

macさん、お返事をくださるとは意外でした。お手数をおかけしてすみません。

>仏像だけでなくこうした絵で我々との共通点が見えます
ほんとですね。我々も幼い頃から自分がいかに役に立つ人間かをアピールさせられ、学歴をほしがり、出世にあえぎ、銭やモノを渇望し、他人をしのぐために悲惨なまでにかけずり回って、あげく身投げやつるし首に追い込まれたりしますものね。地獄絵図そのままに。

>スラム住民にはなってはなりません
こういうスタンスはたいへん重要だとそれなりに承知しておるんですが、これって、その問題にしっかりコミットしてる人間が口にして初めてサマになる言葉ですよね。macさんって、そうじゃないですよね。通行人とお見受けしましたが(間違ってたらすみません)、仮にそうだとして、スラムの生活について「こういうのダメ」とかいうよりも、もっと似つかわしいことばってあるように思いますけど。

>グローバルな競争社会では落ちたら悲惨
よく知らないので教えていただきたいのですが、「グローバル」な問題からスクワッターになるんですか。たとえばグローバリズムの波を被って農村社会が崩壊したかなにかで都市へ出てきたとか、スウェットショップに引っ張られたあげくに放り出されたとか、なにかそういうことなんですか。わたし単純だから、農村はもとより無視ないし搾取され続ける対象で、ハナから競争に「乗る」ことすらさせてもらえず、そのままではどうにもラチあかないってんで、思わず他の土地にパラダイスを夢見てきたものの、しかしやっぱり「乗る」ことすらさせてもらえなかった、なんてことかと勝手にイメージしてました(一揆! 一揆!)。それとも「グローバルな」って、また自分の将来か何かに思いをはせていたのですか。

前言を撤回してうっとうしいレスで、ほんとすみませんトシさん。またスルーしておいてください。macさんもお返事もう結構ですから。なんか自分が嫌なやつに思えてきました(事実そうですとな!?)。macさんのコメントは個人的に引っかかるところもあるのですが、共感できる部分もあって、私もひとこと。トシさん、余計なおせっかいかと存じますが、あまり羽目をはずしすぎませんよう(笑。
by Kakabakaba Ka Ba.. (2007-06-10 13:36) 

mac

Kakabakaba Ka Ba.. さまへ
>「こういうのダメ」とかいうよりも..
そのとおりです。不適切だと気が付きました。
グローバル競争社会は農民も必然的に巻き込まれます。日本の農村でも大規模化、企業化がおきていますね。失敗すれば借金をかかえます。
また多少飛躍かも知れませんがタイの農村でおきている現象もそうです。多くの農民が農業を捨て都市で貧困層に加わっています。特にオーストラリアや中国とのFTA以降に顕著になりました。本来豊かだった農民まで一転、借金をかかえる身分となりスラムを拡大させています。
比でも激しい国際競争で産業の育成に支障を生じるでしょう。FTAがなくとも中国から安い商品が流入します。
弱者がとことん搾取され立ち上がれなくするシステムをなんとかしないといけないとは思いますが、私にはどうしていいかわかりません。経済学者でもありませんし。
私自身で言えば今の仕事をいかにうまく処理し次の目標に向かうかが重要です。それに失敗すれば、資産家でない私はホームレスへと落ちるのです。
マニラのスラムは、国全体がグローバルな競争に弱いということもあります。それともう1つの不運な要因で災害があると思います。統計資料の根拠で発言しているわけではない点をお断りしておきます。たとえばピナツボ火山噴火で農民は壊滅的被害に合いました。9日ブログの写真の道でSubic に近いところは2mも埋まったと聞きました。これでは農業どころではなくなります。こうして作物ができない、或いは不作の地域からの難民流入が当時あったのではと思います。(比は家の塀やフェンスは刑務所のように高いのですが灰が高く積もった地域で日本のような低い塀がたまにあります。本来高いのが埋まったままだと判断しました。)
この噴火の影響はあまりにも大きすぎたと思います。
by mac (2007-06-11 20:31) 

Kakabakaba Ka Ba..

macさん、ご教示ありがとうございました。なるほど、大変な火山災害がありましたね。とりいそぎお返事まで。
by Kakabakaba Ka Ba.. (2007-06-12 15:10) 

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