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教育支援こそ国際奉仕 [報道]

ロータリークラブのガバナー月信2月号に掲載された記事を紹介する。今年度創立51年目を迎えた豊橋北ロータリークラブでは、初めて単独でWCS事業を行った。昨年の9月21日(金)にフィリピン・マニラ首都圏北西部のトンド地区にあるスモーキーマウンテン本住宅のNGOが運営する「サンバヤナン・クリスチャーノ幼稚園」二手、貧困から脱皮するための教育支援として、未来の子ども達507人の3~5歳の園児に学習帳、文房具を贈呈した。この事業は、3780地区ケソン市クバオ西RC(Rotary Club of Cubao West Q.C)(会長 Dr.Manouchier Khaledi)と、持続可能な社会実現に向けて市民自らが行動するフィリピンにに新しい可能性を実現させるWCS事業として行った。参加した川口雄三会長をはじめとしたメンバー12名は、9月20日ケソン市クバオ西RCの例会に出席し、交流を深め翌日WCS事業を行った。事業地に背景は、東洋最大のスラムと称される広さおよそ21ヘクタールの巨大なゴミ集積場があった。もともとは漁村であったその地区は、1954年、人口増加の続くマニラ首都圏のゴミ投棄場所となり、以来1995年に閉鎖されるまでマニラ市内のゴミが運び込まれ続け、21ヘクタール、高さ30メートルのゴミの山が出来た。そのゴミが自然発火して常に、白煙を上げていることから、いつしかその一帯は「スモーキーマウンテン」とよばれるようになった。そこには、およそ3000世帯、2万1千人を超える人々がせいかつしていた。住民は子どもたちと一緒にマニラからトラックで運ばれてくるゴミに中からガラスビン、アルミ、鉄などの換金可能なゴミを拾いそれをお金に換えて生活の糧としていた。1994年フィリピン政府は、ゴミの廃棄禁止に踏み切り、1995年にはスラムを撤去し「スモーキーマウンテン」の再開発に取り組み、住民は政府が建設した仮設住宅に移住した。2003年12月にはスモーキーマウンテン跡地に本住宅が完成し、住民の大半は仮設住宅から本住宅へ移り住むことができた。しかし、住宅環境は改善されても多くの住民は定職を見つけることが困難であり、現在も隣接するゴミ集積場にて換金可能なゴミを拾いに行く生活には残念ながら変化は見られない。そして、こどもを学校に通わすさずゴミ拾いを手伝っている。この地区で90年代中旬より、日本のNGO「ライズエイジア」と現地NGO「サンバヤナン・クリスチャーノ」が中心となり、住民の子どもたちへの教育支援活動や生活改善活動が続けられている。当RCがフィリピンミッションを計画した際に、文房具は会員から、鉛筆がみかん箱サイズの段ボール箱に4箱、ボールペン3箱、リサイクルペン2箱、ノート2箱、その他の文房具3箱が集まった。フィリピンミッション参加メンバーが、分担をしてフィリピンに運び、サンバヤナン・クリスチャーノ幼稚園に於いて当クラブ会員とケソン市クバオ西ロータリークラブ会員と連携して3歳から6歳までの園児たちに、ひとりひとりに学習帳と文房具を手渡した。学習帳を受取った子どもたちは、RCメンバーの皆に本当にかわいい小さな手で、我々の手を握り目を輝かしてタガログ語で「ありがとう」を意味する「サラマッポ」と言って感謝していた。胸を厚くし、涙を流しながら感動していた会員もいた。このWCS事業が明るい未来の子ども達に役に立ち貧困から脱皮できることを願っています。

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