2008年小学奨学生の遠足2 [報告]
マキリン山の国立芸術高校の劇場訪問後、小学奨学生親子たちと参加者は、ラグナ州パンソール地区にある野外温水プールへ行った。持参した昼食を食べた後、奨学生やその父母らはプールで泳いだり、滑り台で滑って楽しんだ。帰りは皆、疲れきって車の中で熟睡していた。遊び疲れたけど楽しかったと参加者の皆は声を合わせて言っていた。
▲ラグナ州パンソール地区の温水プールの施設で昼食
▲温水プールにて奨学生たちがポーズ
▲温水プールにて小2の奨学生たち
▲温水プールにて小1の奨学生たち(家庭の行事に伴い奨学生3名不参加)
▲温水プールの施設で参加者みんなと記念撮影
▲ラグナ州パンソール地区の温水プールの施設で昼食
▲温水プールにて奨学生たちがポーズ
▲温水プールにて小2の奨学生たち
▲温水プールにて小1の奨学生たち(家庭の行事に伴い奨学生3名不参加)
▲温水プールの施設で参加者みんなと記念撮影
2008年小学奨学生の遠足1 [報告]
毎月第一日曜日に開催している奨学生懇親会と校外学習を兼ねた遠足を実施した。小学奨学生対象の親子、担当の幼稚園の先生たち、総勢50人でラグナ州のマキリン山に出掛けた。台風が去って晴天に恵まれ、フィリピン大学ロスバニョス校、ボーイスカウトジャンボリー、国立芸術高校を訪問した。マキリン山の山頂にある国立芸術高校の劇場から、ラグナ州の全景やラグナ湖を眺めた。奨学生たちは、日頃お目にできない緑や山の自然を満喫した。
▲マキリン山の頂上にてラグナ湖を背景に記念撮影
▲国立芸術高校の劇場前にて
▲国立芸術高校の劇場の広場にて
▲参加した奨学生たち
▲マキリン山の頂上にてラグナ湖を背景に記念撮影
▲国立芸術高校の劇場前にて
▲国立芸術高校の劇場の広場にて
▲参加した奨学生たち
ディケアセンターのお化粧直し [報告]
スモーキーマウンテン本住宅にあるサンバヤナン・クリスチャーノ・ディケアセンター(幼稚園)は、2004年7月に竣工した。その後、2006年にデイケアセンターに隣接して多目的ホールを増築した。このデイケアセンターは、幼稚園、教会、母なる大地の子どもたちの舞踊稽古、非教育の教室、ユースグループ、教会活動、集会場、調理場等、朝から晩まで多目的に利用されている。この度、デイケアセンターとして建物の内装外装のお化粧直しのペンキを塗り終えた。お化粧直しのお披露目として、2回に分けて園児へ視聴覚を利用して映画「ピノキオ」の上映会を行った。幼稚園教諭ネリア代表は、「園児の皆さんが毎日楽しく学べるよう、明るい配色のきれいなデイケアセンターになったので、しっかり学んで下さい。」とコメントした。
▲デイケアセンターで映画上映会を行った
▲「ピノキオ」を見る園児たち
▲1回目の上映会にて
▲2回目の上映会にて
▲ペンキ塗り直しされた内装
▲お化粧直しした外装
▲お化粧直しした外装
▲デイケアセンターで映画上映会を行った
▲「ピノキオ」を見る園児たち
▲1回目の上映会にて
▲2回目の上映会にて
▲ペンキ塗り直しされた内装
▲お化粧直しした外装
▲お化粧直しした外装
ラクソン小学校の栄養失調児栄養改善報告と依頼 [報告]
ラクソン小学校のカセレス校長先生から昨年度の「ラクソン小学校の栄養給食プログラム」の成果が上がったという報告を受けた。小生の推進するNGO「ライズエイジア」のプロジェクトの一環で、愛知県安城市の「ヤマトガス(株)」様支援により2007年7月~2008年3月の一年間実施した。対象者は、2年生(6~10歳)の栄養失調児25名に月~金曜日まで一日一回の栄養給食を提供した。担当のアン看護婦より、プロジェクト実施記録と報告書が提出された。報告書によると2007年7月当時栄養失調児25名中、2008年3月には18名の児童が栄養改善され平均値になった。近隣の小学校の栄養失調児より、より多くの栄養失調児が栄養改善されたとの評価。本年度もラクソン小学校の栄養失調児栄養改善のために、プロジェクト予算不足のため「ライズエイジア」支援依頼が入った。
▲ラクソン小学校
▲カセレス校長先生
▲アン看護婦
▲プロジェクト実施記録と報告書の一部
▲2007年7月~2008年3月の一年間栄養失調児栄養改善プログラムの給食風景
▲25名の栄養失調児対象に月曜~金曜日まで一日一回給食の配布を行う
▲給食を食べる栄養失調児
▲ラクソン小学校
▲カセレス校長先生
▲アン看護婦
▲プロジェクト実施記録と報告書の一部
▲2007年7月~2008年3月の一年間栄養失調児栄養改善プログラムの給食風景
▲25名の栄養失調児対象に月曜~金曜日まで一日一回給食の配布を行う
▲給食を食べる栄養失調児
アウト・オブ・スクール・ユースの成果 [雑感]
スモーキーマウンテン本住宅のサンディワアン・レーニングセンター(sandiwaan center for learning )にコンピューター教室がある。このコンピューターを寄付したAPEC Digital Opportunity Center:ADOC(台湾の企業)が、アウト・オブ・スクール・ユース(小、中、高等学校を途中でドロップアウトした若者)の代表生徒1名を台湾のADOC本社に1週間招待されることになった。コンピューター学習プログラム(e-learning)として、優秀な成績を収めたDaryll(23)さんが台湾に行くことなった。Daryllさんは、ADOCで作文を読むため、作文製作に取り掛かかった。また、リサイクルを紹介するということで「ペットボトル」から制作した造花を紹介することになった。通常ペットボトルのリサイクルといえば回収して、材料再利用のために加工されるが、今回紹介するのは、「ペットボトル」と「ストロー」をリサイクル。ペットボトルを葉の形に切り取り、葉の上にストローを巻いて花をあしらった。このリサイクルの造花が台湾で評価されるかが楽しみだ。Daryllさんは、10月1~7日まで台湾を訪問し、ADOCを通じて、台湾の学生たちとも交流することになっている。
▲優秀な成績を収めたDaryllさん
▲ペットボトルから作った造花
▲葉っぱ一枚一枚がきれいに表現されている
▲平和のシンボルの鳩が中央に作られ、リサイクルのストローで出来た花
▲優秀な成績を収めたDaryllさん
▲ペットボトルから作った造花
▲葉っぱ一枚一枚がきれいに表現されている
▲平和のシンボルの鳩が中央に作られ、リサイクルのストローで出来た花
Patintero [文化]
スモーキーマウンテンの本住宅のビルディングの通路で、子どもたちがパティンテロ(Patintero)という遊びをしていた。パティンテロとは、フィリピンで有名な子どもたちの遊びで、6~8人が、2組に分かれ最初にジャンケンで勝った組が、床にチョークで描かれた田の字の中の4つのマスを回り、決められた回数を回ると得点になる。ジャンケンで負けた組は、鬼となり田の字の中の十の字の上を走り、相手を捕まえて失格とする。負けると罰ゲームとして敗者の手の甲を勝者が中指で弾く。敗者と勝者が交替してパティンテロという遊びは続けられる。小生の子どものころ「ペロン」という似たような遊びで遊んだことを思い出した。遊びのルールはほとんど同じである。子どもたちの遊びは世界共通だと思う。今でも日本で「ペロン」という遊びが行われているのか定かではない。
▲田の字の中の4つのマスを回る
▲田の字の中の十の字の上を走る鬼の人たち
▲田の字の中の4つのマスを回る子ども
▲鬼はマスを回る人を捕まえる
▲子どもたちはフェイントをかけ隙を窺う
▲田の字の中の4つのマスを回る
▲田の字の中の十の字の上を走る鬼の人たち
▲田の字の中の4つのマスを回る子ども
▲鬼はマスを回る人を捕まえる
▲子どもたちはフェイントをかけ隙を窺う
パンケーキ [仕事]
スモーキーマウンテン本住宅のビルデイング2階の片隅で、パンケーキを販売しているMalicel(29)さん。旦那さんの収入は、ピア18の船着場で船に積載されたゴミを拾って分別して生計を立てている。一日150ペソ稼げれば良い方で、4人の子どもを育てるには収入が足りないという理由で、Malicelさんは、パンケーキ販売を始めてから6ヶ月が経つ。10:00~16:00の時間帯にパンケーキ1枚1ペソで販売し、1日100ペソの仕入れをして150ペソの売り上げになる。Malicelさんは、頑張って資本金を貯め「ババナを挟んだクレープ」を販売したいという夢を持っている。
▲パンケーキ売り
▲パンケーキを焼くところ
▲パンケーキ1枚1ペソ
▲仕上げにパンケーキに砂糖をふりかける
▲パンケーキ販売をするMalicelさん(左)
▲パンケーキ売り
▲パンケーキを焼くところ
▲パンケーキ1枚1ペソ
▲仕上げにパンケーキに砂糖をふりかける
▲パンケーキ販売をするMalicelさん(左)
3個の指輪の担保 [雑感]
貧困層の都市スラムに生活する人たちが、何らかの理由でお金に困ったときには、個人の所有する物品を担保(タガログ語でSanla)にして、相手から金銭を借り受ける。金銭を返済し物品を返してもらうことをタガログ語で、Tubosもしくは、Tutubosinという。スモーキーマウンテン本住宅にいるとよくこのSanlaという言葉を耳にする。身近にあった話で、お金に困った40代の女性が銀製の指輪3個を(現在の為替レート:682円)担保に30代の女性から2週間の返済期限で、300ペソの金銭を借り受けた。2週間が過ぎても40代の女性は300ペソの返済が出来なかったので、銀製の指輪は30代の女性の物になった。またテレビ、扇風機等も担保に入れるとスモーキーマウンテンの住人からよく聞く。
▲3個の指輪が担保
▲2週間過ぎても300ペソの返済がなかったので
担保になっていた3個の指輪は30代の女性の物になった
▲3個の指輪が担保
▲2週間過ぎても300ペソの返済がなかったので
担保になっていた3個の指輪は30代の女性の物になった
「栄養給食プログラム映画上映会」 [報告]
愛知県の豊橋北ロータリークラブの有志で設立された「SCNクラブ(Save Childrens by Nutrition)子供たちの栄養改善に手をさしのべる会」様による支援で「栄養給食プログラム」が毎週金曜日に、スモーキーマウンテン本住宅にあるサンバヤナン・クリスチャーノ・ディケアセンターにて520名の3~6歳児を対象に実施されている。今回は、栄養給食プログラムの一環で「野菜を食べよう」の映画上映を2回に分けて行った。野菜を食べると、病気に勝てる元気な子になるという内容のもの。園児たちは、熱心に映画を観ていた。映画上映後、献立として「ミスワ」というフィリピン風ソーメン入りスープに野菜を細かく刻み込み栄養バランスが取れた栄養給食を、園児たちは喜んで食べていた。
▲園児たちは映画鑑賞をする
▲園児たちは栄養給食の映画を観る
▲ボランティアの人たちが栄養給食を調理する
▲各クラスの先生方がお給仕する
▲栄養給食を食べる園児たち
▲栄養給食を食べる園児たち
▲栄養給食を食べる園児たち
▲ミスワ(フィリピン風ソーメン入りスープ)を食べる園児
▲園児たちは映画鑑賞をする
▲園児たちは栄養給食の映画を観る
▲ボランティアの人たちが栄養給食を調理する
▲各クラスの先生方がお給仕する
▲栄養給食を食べる園児たち
▲栄養給食を食べる園児たち
▲栄養給食を食べる園児たち
▲ミスワ(フィリピン風ソーメン入りスープ)を食べる園児
下痢での乳幼児死亡件数 [報道]
9月13日のまにら新聞の記事を転載し紹介する。国連児童基金(ユニセフ)は、12日、比国内ので下痢を原因とする乳幼児(5歳以下)の死亡率件数が、2007年までの7年間で73,265件に上り、中国の593,372件に次いでアジア太平洋地域11カ国で2番目に多いことを明らかにした。しかし、比の同死亡率は中国の0.28%を上回る0.58%に達している。比厚生省によると、下痢は乳幼児の死因で4番目、疾患原因で3番目に多い疾病という。比、中に続き、死亡件数が多かったのは、カンボジア、べトナム、ラオス、モンゴル、マレーシア、パプアニューギニアなど。ユニセフの保健専門家、リカルド医師は「世界手洗いの日」の記念式典で、世界保健機構(WHO)の最新統計を発表し「石鹸を使った手洗いにより下痢の発症件数を44%削減できる」と強調、手洗いの徹底を呼びかけた。しかし、同医師は、「水道など基本的衛生設備が不足し、家庭での習慣もないため、手洗いが実践されていない」と懸念を示した。厚生省によると、トイレ使用後の手洗いを実践しているは、乳幼児で20%、5歳以上の子どもで37%、18歳以上の成人で44%にとどまっている。ドゥケ厚生長官は、「手洗いの重要性や仕方を適切に学ぶことが大切。食事の前後には必ず手洗いをするように」と喚起するとともに、家庭や教育機関で手洗いの重要性を教え込む必要性はあると指摘した。
▲スモーキーマウンテン本住宅にて子どもの葬儀
(本文に関係ありません)
▲子どもの棺
(本文に関係ありません)
▲スモーキーマウンテン本住宅にて子どもの葬儀
(本文に関係ありません)
▲子どもの棺
(本文に関係ありません)