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貴重な水 [生活]

スモーキーマウンテン本住宅の各ユニットに、トイレと兼用のシャワールーム、台所の流しがある。そこには水道の蛇口はあるものの、蛇口をひねっても水は一滴も出てこない。1ユニット、2ユニットの話ではない、全本住宅の水が出ないのである。昨年3月から約1年断水をしている。各ビルディング毎に水道代管理者が、各ユニットを毎日回って水道代を一日10ペソを回収する。回収された水道代は、月に一回、バランガイ(行政最少地域)の水道料金担当者に支払われる。バランガイ水道料金担当者は、受け取った水道料金を水道局に支払うのが、通常の流れである。ことの始まりは、この水道料金が、水道局に支払われていないので、水道局は断水をしているのである。断水して困るのは住民である。本住宅内で盗水をしたホースの先から、止まることを知らない水を、コンテナーに詰め各ユニットに運んでいる。でも、支払われていない水道料金はどこへ消えたのやら?



▲各ビルデングに4つある住宅局の貯水タンクであるが、断水中である。


▲ホースから水が出続けている。


▲水の入ったコンテナーを、各ユニットに運ぶ。


▲貴重な水なので大人一人1杯のバケツの水で、水浴びをする。
 子どもは身体のサイズによって、水の使用量が決められている。

 トイレは小の時は流さず、大の時に流す家庭が多い。

 


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