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家族のサポート [生活]

ピア18トンドのゴミ集積場で兄弟仲良くゴミ収集をして、家族の生計を助けている。6人兄弟の長女、Malie(24)さんは、小学校を中退して15年前からゴミ収集をしている。Jayson(18)君は3歳の時から、姉のMalieさんに連れられゴミ集積場に通ってゴミ収集を始めた。Jerot(14)君は物心が付いたころからゴミ集積場でゴミを収集していた。現在、ピア18トンドのゴミ集積場にゴミが、少量しか廃棄されないので、3人の合計収入金額は1日100ペソぐらいしか成らない。Malieさんはシングルマザーで、一人の子どもがいて、ゴミ収集をしながら、子育ても行っている。家族7人の生活費1日100ペソの収入で、やりくりしている。


Malieさんたちが家族を支えている


▲左からJerot(14)君とJayson(18)君


▲兄弟3人で家族をサポートしている


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兄弟の世話 [生活]

ピア18トンドのゴミ集積場の、ゴミ収集車がゴミを廃棄する隣地に、テントで出来た住まいがある。テントで出来た住まいが集まるテント村にBehenia(36)さんの家族5人は、2000年にサマール州カルバヨクから、一攫千金を夢見てマニラにやって来た。結局、職に有り付けずゴミ拾いで生計を立てている。Beheniaの旦那さんは、ピア18の船に積み込まれたゴミを拾う。Beheniaさんと旦那さんの2人で1日の収入は100~150ペソだと言う。長男のJp(10)は、ゴミは拾わないが兄弟のElpejo(4)君とJasmine(1)の面倒をみるのが日課になっている。


お母さんの帰りを待つ左からJasmineちゃん、Jp君、Elpejo君


お母さんのBeheniaさんと3人兄弟


テントの家の前でBeheniaさん


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橋の下のスクワッター6 [生活]

エステロ・デ・ヴィタス河口の川にヴィタス橋増設工事が進んでいる。スモーキーマウンテン側の川沿いスクワッター(違法占拠住民)が住んでいる。スクワッターの違法占拠住居のバロンバロン(継接ぎ細工の家)が強制撤去され、整地されていた。ところが橋の下のスクワッターの人たちは、それでも橋の下に暮らしていた。橋の下の住人のImelda(34)さんを尋ねてみた。以前11家族が暮していたが、3家族は行政の支援によりミンダナオの出身地方に帰った。残りの7家族は、橋の下で暮らしている。橋の下のスクワッターもいつ強制撤去されるかわからないが、追い出されるまでここに居ると言っていた。


川沿いのバロンバロン(継接ぎ細工の家)が撤去され整地された


よく見ると橋の下にバロンバロンが有り、人が住んでいる


Imeldaさん(左)と橋の下の住人


滑り台をして遊ぶ子どもたち


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ゴミ拾いをして生計を助ける子どもたち [生活]

ピア18トンドのゴミ集積場で、ゴミを拾って家庭の生計を助けている子どもたちがいる。Rochelle(12)さんとRobilyn(11)さんは、姉妹でビセンテ・リム小学校(General Vicente Lim Elem. School)へ通っている。Agnes(9)さんは、カピットバハヤン(Kapyit Bahayan School)に通っていたが、家庭の生活収入が少ないので、家庭を支えるために、ゴミ拾いを選択して学校を中退した。この3人は、1日平均8時間ゴミ拾いをして、1日平均の収入は60ペソである。家庭の生計を助けている。


左からRochelleさん、Agnesさん、Robilynさん


学校を中退してゴミ拾いを選択したAgnesさん


▲毎日ゴミ拾いをして生計を助ける子どもたち

 


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Gamo-gamo [生活]

バランガイ(行政最少地域)129の迷路のようなスラム街の家庭を訪問した際、蛍光灯に何やら変な小袋が吊るしてあった。その小袋の中には虫(Kulisap)が入っていた。その虫はハエ(Langaw)か白蟻(Anay)に見えた。その家の住人に尋ねてみたところ、蟻に羽を付けたような虫で「Gamo-gamo」というそうだ。雨が降る前に大群で発生して、夜になると蛍光灯に集まってくる。そこで蛍光灯に、たばこを包装してあるビニール袋を吊るすとGamo-gamoが入って出られない。この小袋を吊るしておくと、後からGamo-gamoもやってこなくなる。生活の知恵だ。


たばこの袋でGamo-gamoが取れる。


生活の知恵だ


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兄弟の大黒柱Randy君 [生活]

ピア18トンドのゴミ集積場で必死な形相をしてゴミを拾っている少年を見つけた。少年の名前はRandy(15)君、8人兄弟の長男でケソン市のおじさんの家に住んでいる。両親は別居をしてどこにいるかわからない。Randy君が兄弟の食生活に必要な収入をゴミ収集場から得るのだと言う。「ケソン市のどこに住んでいるの?」「ここまでどうやって来たの?」の小生の質問に対して、Randy君はゴミを少しでも多く拾わなければならないというオーラが出ており、ねほりはほり深くまでは聞けなかった。Randy君の現状がわかったところで、小生はどんなことがRandy君にしてあげられるだろうかと考えながらゴミ集積場を後にした。


ゴミを必死に拾うRandy君


小生の質問に答えてくれるが、それどころではないというオーラが伝わってくる


余裕のなさが顔からうかがえる


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督促状 [生活]

「国家住宅局(National Housing Authority)」行政管理のスラム街のマンションとも言える、スモーキーマウンテン本住宅のユニットに「督促状」が届いている。今年の7月に一回目の督促状が届き、8月には二回目の督促状も届いている。内容は、2005年5月~2007年7月まで26ヶ月分の家賃の滞納のため、90日の納期限を過ぎても納付しない場合には、契約解除をすると同時に10日以内に退去を言い渡す。本住宅ビルデイング4階のユニットに住むTan(45)さんは、2005年5月~2007年7月の月々300ペソの家賃分を滞納している。利子を含む8,776ペソの納付きが迫っている。


督促状が届く


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テント暮らしのスクワッター [生活]

ピア18のトンドゴミ集積場で、ゴミ拾いをして生計を立てている、テント暮らしのスクワッター(違法占拠住民)がいる。テントを住まいとして、生活を始めて2年になる母親のEsther(39)さんは、4人家族。主人(35)と2人の子どもはゴミ拾いに行っている。このテントの住まいは、台風の時、風雨で大雨がテントに吹き込み、風にあおられたが、飛ばされなかったと自慢をする。何が来ても怖くないとコメントをしたEstherさん。


テント暮らしのスクワッター


洗濯物の隙間から顔を覗かせるEstherさん


夕食の調理をするEstherさん


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ゴミ集積場に大雨 [生活]

ピア18トンドのゴミ集積場にも台風がやって来た。ゴミを拾っている人達は、雨雲で空が真っ暗になってきても、黙々とゴミを拾い続ける。雨が降ってきても、びしょ濡れになりながらもゴミを拾い続ける。暗くなってもゴミを拾い続ける。小生が雨宿りをしていたテント張りのバロンバロン(継接ぎ細工の家)が台風の風で大きく揺れ、テント張りのテントが飛ばされた。そして大雨で道路が洪水になり帰れなくなった小生は、ズブ濡れになりながら、飛ばされたテント張りのバロンバロンの家!?の修復作業を手伝った。ゴミ集積場に暮らす人たちは逞しい。


台風が来てもゴミ収集場でゴミを拾う人たち


雲行きが怪しくなってきてもゴミを拾い続ける


台風の風雨でもゴミ集積場の住民はビクともしない


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橋の下のスクワッター5 [生活]

去る7月6日、橋の下のスクワッター(違法占拠住民)の違法占拠住居であるバロンバロン(継接ぎ細工の家)が強制撤去されたはずが、スクワッターの人たちは、まだ橋の下に暮らしていた。情報収集するためにImelda(34)さんの家を訪ねた。橋の下のバロンバロンは、床に板が並べられた細い通路を歩き、家の入口にはしっかりした扉がある。橋の下は日中なのに薄暗く、エステロ・デ・ヴィタス河口の川幅が広いわりにはドブ臭い。バロンバロンは2階建ても含め12軒が並び一番奥の家がImeldaさんの家であった。部屋の広さは畳の大きさにして約3畳、床の下には川が流れている。Imeldaさんは、昨日行政機関を訪問し、リサール州ロドリゲスの再定住地の視察をした。1年8ケ月後に完成予定の再定住地に移住するまで橋の下に暮らすそうだ。行政とスクワッターのイタチごっこは続く。


橋の下のバロンバロンが再築された


▲橋の下のバロンバロンへ行く通路


通路の床には板が渡してある


Imelda(左)さんのバロンバロン内にて


橋のスラブ下に板が渡され棚になり、灯りはケロシンランプで


小窓からは、ピア18のゴミ集積場が望める

 

 


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