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元気をもらった! [雑感]

雨の日が続き、ピア18トンドのゴミ収集場に暮すスクワッター(違法占拠住民)の人たち事が気になりバロンバロン(継接ぎ細工の家)を尋ねた。その時、一人の少年に出会った。少年は、雨漏れしたバロンバロンの修理をしていた。手早くブルーシートを屋根代わりに張り直した。少年は、自慢げに家の補修は「朝飯前だ」と言いながら、でも今日は朝から何も食べていないんだと笑顔で笑った。小生は、あの笑顔に圧倒され、名前を聞くことさえ忘れてしまった。今度また少年を尋ねて見ようと思う。すごく元気をもらった。


バロンバロンの補修をする少年


屈託のない笑顔を見せる少年


バロンバロンの中も水浸しである


どんなことも悔やまず動いている


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督促状 [生活]

「国家住宅局(National Housing Authority)」行政管理のスラム街のマンションとも言える、スモーキーマウンテン本住宅のユニットに「督促状」が届いている。今年の7月に一回目の督促状が届き、8月には二回目の督促状も届いている。内容は、2005年5月~2007年7月まで26ヶ月分の家賃の滞納のため、90日の納期限を過ぎても納付しない場合には、契約解除をすると同時に10日以内に退去を言い渡す。本住宅ビルデイング4階のユニットに住むTan(45)さんは、2005年5月~2007年7月の月々300ペソの家賃分を滞納している。利子を含む8,776ペソの納付きが迫っている。


督促状が届く


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スモーキーマウンテンの滝 [雑感]

元ゴミの山・スモーキーマウンテンから滝が落ちている。1954年から行政指定のゴミ集積場として1994年の閉鎖されるまでの40数年間ゴミが廃棄された。ゴミの山の広さ21ヘクタール、高さ30メートルになる。今も雨が降るとゴミ山のどこかに水が溜まり、自然に出来上がった水路から、水が流れ滝になる。雨期や台風等、大雨に恵まれると「スモーキーマウンテンの滝」が見られる。


40数年間ゴミが廃棄されたゴミの山


スモーキーマウンテンの滝


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ラクソン小学校の栄養給食プログラム [報告]

小生の推進するNGO「ライズエイジア」が行っている「小学生奨学金プログラム」がある。奨学生が通うラクソン小学校のカセレス校長先生より、ライズエイジアに「ラクソン小学校の栄養給食プログラム」支援の依頼があった。このプログラムに賛同した愛知県安城市の「ヤマトガス(株)」様より、寄付金を頂いたので、小生が校長先生に手渡した。感謝。


ラクソン小学校


ラクソン小学校


▲カセレス校長先生


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ゴミ輸送船 [雑感]

マニラ市のゴミ収集車は、ピア18トンドゴミ集積場にゴミを廃棄せず、ピア18先端の船着場の船にゴミを廃棄するようになった。船着き場付近でガードマンに尋ねてみた所、船に廃棄されたゴミはブラカン地方に輸送され埋め立てに利用されているそうだ。ゴミ拾いで生計を立てている人たちは、船が出るまで、船の上でゴミを拾っている。ゴミ収集車が、ゴミを船に廃棄する際、ゴミが海に落ちて、海を汚している。ゴミが海に落ちない良い方向は無いものだろうか。


ゴミ輸送船にゴミは捨てられるようになった


ゴミが海に落ちる


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テント暮らしのスクワッター [生活]

ピア18のトンドゴミ集積場で、ゴミ拾いをして生計を立てている、テント暮らしのスクワッター(違法占拠住民)がいる。テントを住まいとして、生活を始めて2年になる母親のEsther(39)さんは、4人家族。主人(35)と2人の子どもはゴミ拾いに行っている。このテントの住まいは、台風の時、風雨で大雨がテントに吹き込み、風にあおられたが、飛ばされなかったと自慢をする。何が来ても怖くないとコメントをしたEstherさん。


テント暮らしのスクワッター


洗濯物の隙間から顔を覗かせるEstherさん


夕食の調理をするEstherさん


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ビデオ上映会 [雑感]

スモーキーマウンテン本住宅にあるサンバヤナン・クリスチャーノ・ディケアーセンターにて、「カバタアン・サンバヤナン・クリスチャーノ(Kabataang Sambayanag Kristiano)KSK」が主催をして、ビデオ上映会を行った。上映された映画は、子どもたちのリクエストで、最近一般公開されたフィリピン映画の「ホラー」もの。入場料10ペソ、約400人の子どもたちが集まり、怖いシーンになるとキャーキャー行って観ていた。次回は小生が推進するNGO「Rise Asia」の主催で、フィリピンの英雄「ホセ・リサール物語」を無料上映しようと思っている。


▲「ホラー映画」上映を待つ子どもたち


入場料を取っているため、外部から見えないように
 
目隠しで壁のフェンスにブルーシートが張られ、
 人口密度も高く風通りが悪く暑い。


立ち見席まで客が入った


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靴カバー [雑感]

スモーキーマウンテン仮設住宅の向いにあるジェネラル・ヴィセンテ・リム小学校(General Vicente Lim Elementary School)を尋ねた。小学校は各教科によって担当の先生の教室が決まっており、授業ごとに生徒が教室を入れ換わる。その教室へ移動の際、生徒がまるでスケートを滑るかのごとく廊下を滑っている。生徒は靴の上に「靴カバー」を履き、歩いたり、滑りながら教室や廊下の掃除を行っている。各授業時間ごとに、生徒の大移動となる教室や廊下の床は「靴カバー」で磨かれピカピカである。この「靴カバー」を最案した人は素晴らしい。


ジェネラル・ヴィセンテ・リム小学校のゲート


小学校3年の教室、靴カバーを履く生徒(中央)


靴カバーを履く生徒


靴カバーを履いた少年が廊下を滑って床研きをする

 


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裸足の少年 [雑感]

ピア18トンドのゴミ収集場を裸足で歩くAriel(7)君を見つけた。ゴミ集積場には、ガラスの破片、釘、金物等裸足で歩くには危ない物が落ちている。Ariel君の足元をみていたら、ケチャプの容器でも踏んだかのように、足元が赤く染まっている。Ariel君に「足の裏、怪我していないかい?」と小生が尋ねるとAriel君は、足の裏を見て怪我をしていることに気づき、ゴミ収集場の穴に溜まった泥水で足を洗い、落ちていた長靴を拾って洗い出した。左右サイズの違う穴の開いた大きな長靴である。Ariel君は、得意げに長靴を履いて、新しいゴミを求め歩き始めた。今度は、泥沼に填まって、長靴が大き過ぎて足が抜けてしまう。泥沼に長靴を捨てて、裸足で泥沼の道を歩いて行った。Ariel君は、怪我をしても裸足の方が歩きやすそうだ。


Ariel君


足の裏を怪我した


泥水で怪我の傷口洗う、拾った長靴も洗う


拾った長靴を履く


長靴が大き過ぎて、泥沼の道から脱出できないので、
  長靴を捨てて歩き始めた

 


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青空バーバー [仕事]

スモーキーマウンテン本住宅のビルディングの間で青空バーバーをするJush(30)さん。ハサミよりバリカン作業が得意で、ほとんどが男性客。この仕事を始めてから10年が経つ。散髪料金は1人25ペソ。10:00~17:00の営業時間で1日150ペソの収入になる。6ヶ月と2歳の2人の子どもの4人家族で、今の収入で生活は厳しいけど何とかやっていくしかない。でも収入が有るだけでも幸せだと言う。


手製のバーバーチェアが自慢のJushさん


一人散髪が終わるまで約20分ほど


3週間に1回散髪をすると言うBoy君


 

 


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