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首都圏のスクワッター、50万世帯 [報道]

2月1日のフィリピン・インサイド・ニュースから抜粋した記事は、マニラ首都圏に住む不法占拠者は54万世帯に上るとされ、政府は10年以内にこの問題を解決したいとしている。マニラ首都圏開発庁(MMDA)のフェルナンド長官は政府への報告で、首都圏にはおよそ54万世帯の不法占拠者が暮らしているとしたうえで、2018年までに問題を解決するため事業計画を見直ところだとしている。フェルナンド氏は、首都圏に住むスクワッターの4割が低コスト住宅事業の利用資格を有しているという。(Star)


川の上のバラックで生活をしている人たちがいる


▲スクワッター(不法占拠住民)が暮らすバロンバロン(継接ぎ細工の家)
  


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貧困の割合46% [報道]

1月22日まにら新聞から抜粋した記事は、民間調査機関、ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)は21日、貧困実感度調査結果を公表。それによると、「自分の家庭は貧困」と回答した世帯が全体に占める割合は、前回調査(2007年9月実施)より6ポイント減の46%(約810万世帯)で、アロヨ政権下では04年6月実施調査の46%と並んで貧困割合が最も低かった。また、調査開始いこうで最低割合を記録した1987年3月(アキノ政権)調査43%に次ぐ史上2番目の低率であった。地方別にみると、「貧困」と答えた世帯の割合は、ミンダナオ地方が前回調査から15ポイント減の53%で減少幅が最も大きく、続いてビサヤ地方が同5ポイント減の42%、ルソン地方が同4ポイント減の46%、首都圏が同2ポイント減の39%だった。また、都市部と地方とに分けた場合、「貧困」と答えたのは都市部が前回の調査から5ポイント減の39%、地方は前回調査から10ポイント減の53%で、都市と地方の格差は14ポイント。貧困と非貧困を分ける基準となる各世帯の月収額は、ミンダナオ地方が前回調査から3,000ペソ上がって8,000ペソと他の地方と比べて上がり幅が最も大きく、ルソン地方は同1,000ペソ減の5,000ペソ、ビサヤ地方と首都圏は前回と変わらずそれぞれ5,000ペソ、10,000ペソだった。調査は07年11月30日~12月3日の間、各世帯主1,200人に対して面接方式で行われた。


ピア18トンドゴミ集積場の住民
 (本文に関係ありません)


ピア18トンドゴミ集積場の住民
 (本文に関係ありません)


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失業率・年平均11.3%で史上最悪 [報道]

1月20日まにら新聞から抜粋した記事は、民間調査機関のイボン財団は19日、アロヨ政権発足以降の7年で①失業率②貧困③格差の拡大、が深刻化している指摘、特に失業率においては7年間の年間平均は11.3%で、史上最悪を記録していると発表した。同財団の調べでは、07年の失業者数は4,100,000人に上り、通年平均失業率は10・8%と7年間の平均失業率よりは上回った。同年に創出された就職口として最も多かったのが家政婦。続いて輸送業、通信分野、卸売り、小売業、不動産の順。貧困度に関係する一世帯当たりの年間平均収入は、01~06年ですべての家族で約20,400ペソ減少した。下意から10%以内にある貧困層の同収入も01年の25,000ペソから06年には23,000ペソに下がった。また06年には、上位から20%以内にある富裕層の同収入は全世帯収入の53%を占めた。これに対し、下位から20%の貧困層はどう5%にとどまり、貧困の格差は広がっている。


▲ピア18トンドゴミ集積場で暮らす住民
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子ども10人家族で5割貧困 [報道]

1月20日まにら新聞から抜粋した記事は、国家統計調整局(NSCB)はこのほど、1997年以降に行った家計、人口調査などの結果を基に、「貧困層には子だくさんの大家族が多い」とする分析を盛り込んだ意見書を公表した。分析に使われたのは、97、2000、03年の各調査結果で、このうち03年調査結果によると、子ども10人を抱える家族の場合、その貧困率は5割以上だった。さらに子ども数の多い家庭ほど子どもたちの就学率は低く、これが貧困の「悪循環」を引き起こしているという。03年調査結果によると、子ども10人を抱える家族の貧困率は50・6%で、子どもの数が少なくなるに従い、同率は低下した。子ども1人の家族では10人家族に比べ、同率は10分の1いかの4.4%だった。00年調査結果でも子どもたち10人を抱える家族の貧困率は54・4%、97年調査では同49%と、いずれの調査も「貧困層=子だくさん家族」という「相関関係」が浮き彫りとなった。同局が規定している貧困境界線は、基本的な食事、教育、住宅を享受するために最低限必要な収入源が家族にあるかどうか。貧困層に大家族が多い理由として意見書は特に、就学率の低さを挙げている。家族が子どもを数多く抱えれば抱えるほど教育費のねん出が難しくなり、当然、子どもたちの間の就職率は低下する。子どもが学校に行けないことで将来、仕事に就く際などで選択肢が限られ、貧困状態からの脱出を困難にさせているとの現状を意見書は指摘している。子どもが7人以上で、いずれも25歳以上になった家族を対象に「高校卒業後の有無」を尋ねた調査では、60%以上が卒業していなかったことが多かった。貧困層で大家族が多い要因としては、貧困層では自宅の雑用や仕事などを任せるために子どもの労働力が求められていることが挙がっている。このほか、貧困層は家族の経済力や家の広さなどを考えた家族計画に配慮せずに子をつくる傾向が多い。意見書はこれに対し、富裕層については仕事が忙しいなどのため子づくりが難しい現状があるとも指摘している。NSCBのビロラ事務局長は、「統計からも明らかなように、貧困率の削減と人口問題を解消するためには教育が最も重要。貧困からの脱出には教育投資、教育論議を活発化させることが不可欠だ」と強調している。


スモーキーマウンテン本住宅に住む、小学生奨学金対象者MMちゃん(左下)の5人姉妹
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貧富の差、拡大 [報道]

1月14日のフィリピン・インサイド・ニュースから抜粋した記事は国家統計局(NSO)が12日に発表した昨年度の家計調査によると、総世帯収入の3分の1以上を10%の富裕層で占めており、貧富の差が拡大していることがわかった。昨年は、富裕層174万世帯の収入が全体の36%を占めた。貯蓄のある世帯は極めて少なく、4人家族の平均日収はおよそ500ペソだった。所得の平等性を測るジニ係数が示すように今回の調査結果は所得格差が広がっている傾向を示した。プノ最高裁長官によると、「国の富は常に少数のどん欲な金持ち一族に支配され大多数の比人は貧しい。この問題の根本的原因は周知のことで、それは最初から国の富を常に支配してきた少数の一族の限りないどん欲さだ」という。なお、総世帯収入は3兆100億ペソで、およそ1,740万世帯の平均年収は約17万3,000ペソとなり前回03年調査の14万8,616ペソより16.4%増えたが、支出は2兆5,600億ペソで、平均は14万7,000ペソで前回の12万4,377ペソより18.8%増えている。(Inquirer)(Manila Times)


ピア18トンドゴミ集積場でゴミを拾う人たち


▲メトロマニラ首都圏のマカティ市のオフィスビル


▲メトロマニラ首都圏のマカティ市の高級住宅地


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小学校の栄養失調率改善 [報道]

1月9日のフィリピン・インサイド・ニュースから抜粋した記事は、ラプス教育省長官によると、昨年の公立小学校児童の栄養失調率は06年の20%強から17%に改善したという。教育省の食料配布事業や保健事業が成果を上げた結果だとされるが、こうした事業は「栄養失調や無学と戦う」ことを目的にアロヨ大統領が始めた計画だという。教育省では、栄養失調が出席率の低下や注意力散漫の原因だと見ている。(Inquirer)
小生の推進するNGO「ライズエイジア」のプロジェクトで、愛知県安城市の「ヤマトガス(株)」様支援により実施している「ラクソン小学校の栄養給食プログラム」の成果も上がっているとラクソン小学校のカセレス校長先生から報告を受けた。


ラクソン小学校の栄養給食プログラム対象者25人


栄養失調児対象の栄養給食プログラム


栄養給食を食べる栄養失調対象児


栄養給食を食べる栄養失調対象児

 

 


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9割が新年に希望 [報道]

12月29日まにら新聞から抜粋した記事は、民間調査機関ソーシャル・ウエザー・ステーション(SWS)が、28日公表した世論調査(11月30日~12月3日実施、成人1200人対象)結果によると、「希望を持って新年を迎える」との回答が、前年の前回調査と同値の91%を占めた。地方別では、首都圏が95%で最高。ビサヤ(93%)、首都圏を除くルソン(91%)、ミンダナオ(87%)と続いた。社会階層別は、貧困層(92%)と最貧困層(91%)が9割を超え、中間層は88%にとどまった。新年を迎えるに当たっての決意は、「ない」が26%で最多だった。「分らない、回答拒否」も8%を占めた。具体的な決意を挙げた回答では、「より良い家族生活」12%、「より懸命に働く、就職、起業」11%、「より良い生活」8%、「態度の改善、より良い人間になる」8%、「健康、長寿」7%、「喫煙、飲酒、賭博をやめる」6%、「気持ちの抑制」5%など、個人的願望が上位を占めた。その反面、社会全体を視野に入れた「比の国内状況改善」、「平和と統合」はそれぞれ2%、1%にとどまった。新年に関する世論調査は2000年12月から毎年行われている。「希望を持って新年を」という回答の割合が最も大きかったのは、第一期アロヨ政権発足から約2年が経過した02年11月の95%。最低だったのは、アロヨ大統領再選からほぼ半年後の04年12月で81%にとどまった。


ピア18トンドゴミ集積場の住民たち
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367万人の子どもが栄養失調 [報道]

12月4日のフィリピン・インサイド・ニュースから抜粋した記事は、11月3日、小学生のおよそ4分の1に当たる367万人の児童が栄養失調に陥っていると報告した。教育省と保健省はこの日から、「野菜を食べて良い成績を」というスローガンと共にジャンクフードから栄養価の高い食事への切り替えを奨励する共同キャンペーンを始めた。(Inquirer)


サンバヤナン・クリスチャーノ・デイケアセンターにて
 栄養給食を食べる子どもたち(本文に関係ありません)


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フィリピン国民は生活に楽観的 [報道]

11月29日まにら新聞から抜粋した記事は、フランスの大保険・金融グループ、アクサが毎年実施する「生活の現在・将来の満足度指数」のアジア8カ国・地域分調査内容が28日、発表され、フィリピン国民の中、上層はインドに次いで現在、1年先、5年先の近未来とも楽観していることがわかった。同調査の対象国は階層は各国人口の25~35%を占める上、中流層で、フィリピンだは月収15,000ペソ以上で、家計支出、教育程度が平均以上。それによると楽観度が最も高いのはインドの87.2%で、次いでフィリピン85%、中国75.1%、タイ74.3%、インドネシア69.9%、香港67.7%、マレーシア66.2%、シンガポール59.2%の順。調査は「職業上の地位」「家庭」「健康」「退職」の4項目における楽観度を指数化し、100%を最高として算出した。フィリピンは「地位88%」「家庭87.5%」「健康79.8%」「退職後74.2%」で、インド「地位88.7%」「家庭88.7%」「健康84.3%」「退職後78.9%」に次いで2位。シンガポールや香港など住民の生活が先進国並みの国・地域が4項目とも最下位を占めた。調査結果発表の記者会見に出席したアテネオ・デ・マニラ大学のデラクルス教授(心理学)は「フィリピン国民はほかのアジア各国に比べ、長い間、生活上の困難に遭ってきたため、前向きになっているのだろう。国民の満足のレベルが低いので少し改善されても満足して幸せになると思われる」と分析した。同調査はフィリピン人の状況では、「地位」については5年後よりも現在に満足度が高く、満足の理由は「仕事の将来展望がある」「自分が持っている技術を生かすことが出来る」という点が最も影響した。「家族」に関しては、「収入の変化」が最も関心の的で、子どもを持たないか最初の子を持つ際、「養育費」のことを考えると答えたのが半数以上だった。しかし、子どもの教育費で計画を持っているのは29%にすぐなかった。「健康」に関しては、フィリピンは保険加入率の最も低い国の一つであるのにもかかわらず1年後までは楽観的だが、5年後については、大半の回答者が十分な医療費を貯蓄に回すことに不安を感じていた。「退職」の見通しについては前向きだが、実際に計画を立てる面では非常に遅れている。回答者の31%が「退職を今、考えるには時期が早すぎる」と答えた。同調査は、アクサが顧客動向調査のため民間調査機関に委託、各国・地域から300人、計2,400人を対象として今年第3・4半期中に面談、オンライン形式で実施された。


ピア18トンドゴミ集積場のバロンバロン(継接ぎ細工の家)に暮らす人たち
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反乱グループホテル占拠事件 [報道]

スラムの話ではないが、フィリピン・マニラ首都圏マカティ市内のペニンシュラホテルに反乱将校らが立てこもり、アロヨ政権打倒を呼び掛けた事件で、治安当局は29日午後、ホテル内に突入。これを受けて指導者のトリリャネス上院議員ら反乱グループ全員が投降、逮捕された。マニラ随一の繁華街を揺るがせたホテル占拠事件は、発生から約6時間で流血もなく解決した。アロヨ大統領は事件解決後、マニラ首都圏などに午前零時から同5時までの夜間外出禁止令を発令。また逮捕したトリリャネス議員ら関係者全員に対しては、新たな罪状を加えて厳正に処罰する方針を表明した。治安当局は現場にいた一部記者の身柄を拘束した。治安部隊は突入に先立ち、反乱グループと一緒にいる報道陣や宿泊客に退去を命令。同グループが立てこもる2階に催涙ガスを打ち込んだ。この後、装甲車両がホテル内に進入し突入作戦に着手した。治安当局は同日午後3時(日本時間同4時)を期限に投降を求めたが、反乱グループは応じなかった。トリリャネス議員は投降を前にホテル内で記者会見を行い、「一般市民の安全のため投降する。犠牲者が出ることは受け入れられない」と表明。アロヨ大統領が政権にとどまるなら、「敗者はフィリピン国民となる」と述べ、アロヨ政権の退陣を重ねて要求した。(マニラ29日時事)


マカティアベニューで機動隊が道路封鎖


ペニンシュラホテルに行く道は封鎖される


アヤラ通りの一本中の道、正面がペニンシュラホテル


フィリピン海軍の人たち


閑散としたアヤラ通り、中央のビルの間の低い建物がペニンシュラホテル(29日15:00頃)


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