スタッフからの朗報 [雑感]
スモーキーマウンテンの「サンデワアン・レーニングセンター」という現地NGOパートナーと私の推進するNGO「ライズエイジア」と一緒に活動をしている。その現地NGOパートナーより朗報があるというので、デイケアセンターに向かった。デイケアセンターには、アメリカの教会関係の団体から寄贈された、中古のデスクトップコンピューター250台が所狭しと置いてあった。このコンピューターは、小、中高等学校を途中でドロップアウトした子ども達を対象に使用される。帰り際、サンデワアン・レーニングセンターのコンピュータールームで、メールチェックをしていたスタッフが、歓声を上げてさらに、もう250台のコンピューターが届くとの朗報であった。必要なくなったモノが必要とする人達に届く、ありがたいことである。感謝
ダイオキシンって何!? [雑感]
スモーキーマウンテンは、1994年にゴミ集積場としては閉鎖されたが、今でも残るスモーキーマウンテンゴミ集積場跡から、自然発火を起こして煙が上がっている。数十年間のゴミが蓄積してゴミが発酵して、地中内にガスが溜まり地中から外に出てくるガスが風にあおられ発火して燻っている。乾期の時期は乾燥していることもあり、得に煙っている。よく日本のゴミ処理場等でダイオキシン発生と騒がれているが、ここフィリピンではダイオキシンの「ダ」の字も聞いたことがない。本来ならスモーキーマウンテンのゴミ集積場跡地でも、ダイオキシンの引き起こす問題や、環境汚染や、人体の影響等について議論されても良いような気がする。
▲自然発火して、煙を上げる元ゴミ集積場
▲あちらこちらで煙を上げている。
ハッピーフェスタ!! [文化]
スモーキーマウンテン本住宅<バランガイ(行政最少地域)128,129>では復活祭(Easter Sunday)の日が、毎年地域のお祭り(Barrio Fiesta)になる。一年に一回のお祭りとあって、住民も皆大喜びである。本住宅の家庭では、お母さんたちが自慢の多彩な料理を作り、親族や友人をもてなす。借金をしてでも、大盤振る舞いをする。明日から借金を返すために働かなきゃと、言いながらも住民の人たちは楽しそうである。
▲早朝5時、復活祭の行事が始まる。
▲キリスト像とマリア像が出会い、天使がマリア像に、
掛っているショールをとると、大歓声。
▲スモーキーマウンテン本住宅は、お祭りである。
▲本住宅のビルデングごとに、子ども達を対象にしたゲームが、開催される。
▲皆、お祭りを楽しんでいる。
▲ビルディング内で若者たちも、飲みに徹している。
▲スモーキーマウンテンの元ゴミ集積場を背に、
キリスト像のお披露目パレードが行われる。
小さな棺 [生活]
5人兄弟の上から3番目の二男のRaymon(Monmonはニックネーム)(享年7歳)の出棺の日である。Monmonは、一年前ぐらいから片頭痛がひどく、お医者さんにも掛ったけどよく原因は、わからなかった。一度お医者さんに掛ると、約1,000ペソ掛るとMonmonのお母さんは言った。月の収入が3,000ペソ有るか無いかで、家族7人が生計を立てている。
Raymonくんがお亡くなりになられたこと、本当に残念です。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
聖週間の奇祭 [文化]
聖木曜日 [文化]
聖週間でフィリピン全土が帰郷ラッシュになる時期である。今日、聖木曜日(Maunday Thursday)と明日、聖金曜日(Good Friday)の2日間はショッピングモールなどのお店が閉店になる。スモーキーマウンテン本住宅のあちらこちらから、叙情詩が聞こえてくる。パバサ(Pabasa)と呼ばれる場所が簡易に設営され、人々は自宅にあるマリア像やキリスト像を持ちより、その像の前で、キリスト受難の叙情詩に節をつけて朗読している。この朗読は交代しながら、明日の朝まで続けられる。
ゴミ捨て場の移動式喫茶 [仕事]
ゴミ捨て場でゴミを拾っている人を、対象に移動式喫茶をしている Janeさん。(写真中央)ゴミを拾って貯めたお金を元手に始めてから5年になる。パン、飴、お菓子、手製の粉を混ぜたジュースとビニール袋に詰めた水で商売をしている。1日平均100ペソぐらい(日本円の換算は2.5円)の収入になるそうだ。ゴミを拾っている時よりも、今の方が体力的に疲れないと言っていた。
継接ぎの住居 [雑感]
私が小学生の頃、友人と一生懸命作った秘密基地に似ている。
基地でもなく、鳩小屋でもないこの建物はれっきとした住民の住む家なのである。ゴミ集積場から利用できそうな、材料を拾って継ぎ合わせて作られている。隣の家との境はベニア板1枚である。火事になるものなら一瞬のうちに燃えてしまうであろう。
スモーキーマウンテン [雑感]
マニラ首都圏トンド地区(マニラ北西部に位置する)にある スモーキーマウンテンとは、一体何ぞやという人もいるはず、なので紹介しておきます。名称の由来は、ゴミの山から自然発火している白い煙を見て、アメリカ人が「スモーキーマウンテン」と命名したそうです。マニラ市内から出たゴミを廃棄するゴミ集積場です。現在は、スモーキーマウンテン仮設住宅跡地に隣接するゴミ集積場がTanbakan(タンバカン:タガログ語でゴミ捨て場という意味)と呼ばれています。