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故ラモン・オボサン [人物]

ニノイ・アキノ国際空港近くに「母なる大地の子どもたち」が師事しているラモン・オボサン伝統民族舞踊団(Ramon Obusan Folkloric Group:ROFG)がある。故ラモン・オボサン氏は、1972年に約30名の踊子と共にROFGを結成した。ROFGはフィリピンの舞踊、音楽に特化した文化の保存、恒久化に取り組み35年になる。研究によって蓄積された、膨大な量のデータをもとに、フィリピンの伝統舞踊、音楽を反映させる民族舞踊団を作り、フィリピン民族舞踊をオリジナルに近い形で披露する先駆者として、舞踊界に確固たる地位を築いた。フィリピン国内外に1000名を超える団員を抱え、1986年にフィリピン国立劇場専属舞踊団に就任した。国際的な認識が高まれども、ROFGはその誇るべき人々を忘れず過去20年間、50民族の慣習儀式をROFGは執行してきた。コーディリレラ、バゴボ、ティボリ、タウスグ、マラナオ、アエタ、タラアンディグ等20以上の地域から、正当な動きや衣装にスポットを当てている。2006年6月9日、日本の人間国宝に相当するナショナル・アーティストに選出され、2006年12月21日、享年68歳にて急逝。追悼式は同月28日フィリピン国立劇場にて行われ、多くの参列者が別れを惜しんだ。


故ラモン・オボサン氏(ナショナル・アーティスト)


火葬された故ラモン・オボサンのお骨


2006年12月28日にフィリピン国立劇場で追悼式が行われた


フィリピン国立劇場で追悼式後、故ラモン・オボサンのお骨を見送る参列者


別れを惜しむ「母なる大地の子どもたち」の団員たち


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