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ココナッツジュース [食物]

ポリネシアや熱帯アジアに分布するヤシ科の単子葉植物に属するココヤシ(Cocos nucifera)は樹高15~30m、葉の長さは3~5mにもなる。果実はココナッツ(Coconut)と言われ、熟すと25cm程になり、やや先がとがった楕円形で、緑色をしている。その外側は丈夫な繊維を含む厚い層からなり、その内側にとても固い殻に包まれた種子がある。固い殻の中の周縁部には固形胚乳の果肉があり、中心部には液状胚乳が入っている。果肉はこりこりとしていて食用のほか、液状胚乳をココナッツジュースとして飲用する。1個の果実には約1ℓの液状胚乳が入っている。Jay(22)さんは、6年前からスモーキーマウンテンの仮設住宅を拠点に近隣を移動してココナッツジュースを販売している。 1個12ペソで100個のココナッツを1回に仕入れる。完売するには2、3日掛るとの事。Jayさんは、ココナッツ1個17ペソで販売すると、手際よくボロ(鉈)で外側の厚い層を切り落としていく、固い殻の先端に小さな穴を開けストローを差して、ココナッツジュースを飲む。飲み乾すと固い殻をボロで半分に割って、固い殻の周縁部付いている固形胚乳の果肉をココナッツの外側の皮をスプーン代わりにして削って食べる。プラスチックカップのココナッツジュースは、固形胚乳の果肉を細長くスライスしたものが入っており1杯5ペソである。


▲マニラ郊外のココヤシ林


▲毎日移動してココナッツジュースを販売するJayさん


▲ココナッツ


▲固形胚乳の果肉入りのココナッツジュース


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