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カイン・タヨ [雑感]

トンド地区ゴミ集積場の隣接スラムに電気は無い。スクワッター(違法占拠住民)の人たちは夜、如何しているのだろうとRicald(47)さんの家族を尋ねてみた。Ricaldさんはゴミ集積場で鉄屑を収集して、売ると一日平均150ペソの収入がある。4人の子どもがいて皆、結婚をしている。孫が8人いて、Ricaldさん一族は隣同士に4軒のバロンバロン(継接ぎ細工の家)を建て生活している。ちょうど夕食を作って食べていた。その時、Ricaldさんはカイン・タヨ「Kain Tayo」(一緒に食べましょう)と、プラスチックの容器にご飯を入れて、小生に差し出してくれた。小生も断りきれず美味しく頂いた。貧しくても自分たちだけでなく、食べ物を相手に分かち合うという素晴らしい習慣である。子どもたちは先に、ご飯を済ませて、真っ暗やみの中で、炭の山から鉄屑を拾っているというので見に行ったが、小生は暗くて見えなかった。子ども達は暗くても良く見えると言っていた。子ども達の声を頼りに適当にカメラを向けてシャッターを押して見た。


▲料理をするRicaldの家族の人たち


▲食事中のRicaldさん


▲家族団らんで食事をする一番楽しいひと時である


▲灰の山から鉄屑を探す子ども達


▲灰をすくい鉄屑を探す


 


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