黒い海 [雑感]
マニラ港のピア18(Piar)というハーバーが一番端にある。そこには国内線の海上貨物船が着き、荷物の積み下ろしが行われる。ピア18の港の隣は10ヘクタールの埋立地があり、1999年から仮のトンド地区ピア18のゴミ集積場になっている。そして生活排水が流れ込むエステロ・デ・ヴィタス川の下流で海に繋がっていて、海水は真っ黒で海はゴミだらけである。海岸線沿いにはバロンバロン(継接ぎ細工の家)が立ち並び、スクワッター(違法占拠住民)の人たちもゴミを海に捨てている。海洋汚染がとても気になる。フィリピンの漁資源に与える影響はどうなんであろうか。その他にも、あらゆる環境汚染、破壊問題が経済成長の影で環境対策は、後手に回り環境問題は事実上取り残されているように思う。
▲ピア18の入口にある会社の看板
▲エステロ・デ・ヴィタス川のゴミの川で水浴びをする子どもたち
▲ピア18の船着場はゴミだらけである
▲ピア18の海岸線沿いはバロンバロン(継接ぎ細工の家)が立ち並ぶ