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5/6(ファイブ・シックス) [習慣]

スモーキーマウンテン仮設住宅と本住宅で融資ビジネスをするRobert(35)さん。インドのニューデリー出身のRobertさんは、ケソン市に在住し、14年前からスモーキーマウンテンの廃棄物処分場の住民に融資を行ってきた。フィリピンでは5/6(ファイブ・シックス)といい、利息(金利)を得る目的で、個人への資金需要者に金銭を貸し出す。ローンというよりは、個人向けの小額のサービスなのでキャッシングなのかもしれない。借り手は、事業の運転資金(売掛金入金までの肩代わりとなる資金需要等)、事業用の資産(設備等の購入)家電製品、生活必需品等購入の為の資金需要が発生した場合に、融資を受けることが多い。返済は、資金を借りた場合は40日間で元利定額返済方式で返済する。各返済日において、一回の返済額が毎回同額の返済方式である。例を上げると、資金需要者は1,000ペソ借りるとすると、毎日30ペソを返済する。40日後の返済日には1,200ペソ支払い、利息を200ペソ払ったことになる。物の場合60日で返済する。例を上げると、需要者が扇風機が欲しいとするとRobertさんは、扇風機を1,000ペソで仕入れる。その扇風機を需要者に毎日35ペソの請求をする。需要者は、60日後の返済日には2,100ペソ支払うことになる。フィリピンでインドの人のことをブンバイ(Bumbay)と呼ぶが、ブンバイの人は商売が成就で、Robertさんの顧客はスモーキーマウンテン周辺だけで約2,000人に上るという。Robertさんは、今日もドライバー付きのオートバイで集金に駆け回っている。


▲スモーキーマウンテンの融資ビジネスマンのRobertさん(写真右)


▲ニューデリーからフィリピンに来たばかりのオートバイ運転手(写真左)


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